今日はレストラン“ラ・メール”ではＫ＆Ｙの二人のピアノデュオによります、ピアノ連弾のランチタイムコンサートをお楽しみ頂きました。
「北の国から」のソロから始まり、ピアノ連弾の演奏が始まると、いつものレストランとは違った雰囲気でお箸を運ぶ手が止まる位、聞き入っておられました。
お食事にこられたゲストの皆様から「今日のコンサート、楽しみにしていたの」「いつもの昼食がなんだが豪華に見えますね」等のお声も聞かれ、ゲストの殆どの方がいつもより早くお食事に来られていました。

「戦場のメリークリスマス」では美しいメロディーにお食事を召し上がる表情も心地よさそうになっておられました。他にも「知床旅情」や「見上げてごらん夜の星を」など馴染みのある曲から「ジングルベル」や「きよしこの夜」等クリスマスソングメドレー等の、季節感溢れる幅広い曲を全２３曲演奏して頂きました。
ゲストの皆様だけでなく、スタッフの私達も思わず聞き入ってしまい、いつまでも聞いていたいと思う楽しいランチタイムコンサートでした。

こぼれ話ふたつ　
ひとつ・・・ナーブのＢＧＭはいつも心地よい音楽が流れています。夏は定番のハワイアンでリゾート気分、今はエンヤや小野りさのクリスマス＆ウインターソングメロディーが流れています。少し前に、ＢＧＭを楽しみにされているゲストのＹ様から「今流れている曲、思い出があって好きなんです。良い曲ですね」とお話を頂いた事で、今日の演奏曲の途中にその素敵な曲を入れさせて頂いた所、Ｙ様はお食事の途中で顔を上げて微笑まれ、私の方を見られ上品に手を振ってＯＫマークを頂きました。「気付いて頂けた！！」と演奏しながら、私のほうが嬉しくなり感激した瞬間でした。
曲名は“黄昏のビギン”私もこの曲が大好きになりました。

ふたつ・・・お食事の前に長男様が来られていたＭ様は、お帰りになる長男様を玄関までお見送りにおりて来られていました。玄関を出られる長男様を手をふりながらお見送りをされたあと、Ｍ様の車椅子をご誘導していたケアアテンダントに「なんかあの子、背が伸びたんと違う？大きくなったみたいやわ」そんな会話が聞こえて来ました。
Ｍ様は９８歳、長男様は６０歳を過ぎておられます。微笑ましくて心がほんのり温かくなりました。