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“三線でつなごう”淡路ぬニセターライブ

今日はナーブでは初めての三線のライブとあって、ゲストの皆様は何日も前から今日のライブの話題で持ちきりでした。「ニセターってどういう意味?」「しゃみせんじゃないの?」聞かれたスタッフも初めての内容で、企画担当に問い合わせ殺到でした。
※三線(サンシン) ニセター(二歳達→ウチナーグチ(沖縄語)で若者達)
三線の音色は心の奥深く、魂に響くような音で、演奏者の戎さんが説明して下さる歌詞も心が洗われる様で、現代の日本人が忘れていた心を取り戻せる様な素晴らしい内容でした。
“アサドヤユンタ”から始まり沖縄民謡から歌謡曲、童謡唱歌と演奏曲目は幅広く、三線ライブを楽しみに来館頂いたご家族様も数組おられ、最後までゲストと一緒に演奏を聞き入っておられました。
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ナーブの暮らしには毎日沢山のドラマが生まれます。今日のライブでも数々のドラマがあってスタッフも感激するシーンがいくつも見られました。
エピソードや歌詞の説明を聞いてから聞く“涙そうそう”は感慨深く、車椅子に座られたお母様の髪を撫でながら涙を流して聞いておられたO様から「ナーブはこの間の運動会といい色々楽しい事があるから、母はわからないかも知れないけれど、一緒に過ごせて本当に嬉しいです」とお声をかけて頂きました。
また全盲で半身麻痺の障害を持ちながらも、前向きに暮らしておられる大阪からご入居頂いた女性ゲストのS様は、視覚障害のある葉満啓祐君の演奏に感激され控え室を訪問し、お礼や励ましの言葉を掛け合いながら“共に頑張りましょう”と固い握手を交わし合っておられました。
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戎さんの踊りの指導を見て普段はかなり威厳のある男性ゲストのT様、思わずつられて車椅子に座ったままで踊っておられました。それを見ていた他のゲストもつられて陽気に踊りだされ更にスタッフも負けじと一緒に踊り、会場は明るい陽気な雰囲気で包まれていました。
ライブが終わり女性ゲストお二人が「ナーブにぴったりの演奏会で、本当に良かったですね」と笑顔で話しながらエレベーターに乗ってお部屋に帰っておられました。淡路ぬニセターさんのライブから沢山の元気を頂きました。素晴らしいひとときを感謝致します。ありがとうございました。
記者 Y・T

略歴
【葉満 啓祐(はま けいすけ)さんプロフィール】 洲本市在住。1992年12月17日生まれ。
2歳時より淡路盲学校教育相談に通いながら、洲本市立中川原保育所・小学校・中学校卒 淡路聴覚特別支援学校高等部普通科卒業。 5才の時から佐渡音楽教室でピアノを習い始め、14才(中学2年生)で三線を始める。
平成23年度第29回民謡コンクール(主催・琉球民謡協会)新人賞受賞 。
【戎剛(えびす つよし)さんプロフィール】1966年生まれ 淡路市教育委員会人権推進課課長補佐
趣味は沖縄三線。日々の生活の背景で流れるBGMのように、暮らしと共にある歌を奏でていきたいと思いながら練習に励んでいる。

ともに淡路島で三線を演奏していた葉満啓祐・戎剛の二人が出会い、2011年11月に結成。ユニット名「淡路ぬニセター」の「ニセター」(二才達)は、ウチナーグチ(沖縄語)で「青年たち」。本当の青年・葉満啓祐と気持ちは青年・戎剛の二人で、淡路島を三線で盛り上げていこうという思いでつけられた。視覚障がいのある葉満啓祐の前向きに生きる姿と、淡路市教育委員会で人権教育・啓発に長く携わってきた戎剛の経験から、三線の演奏をとおして命の大切さや生きる希望を伝える。
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