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リビングこぼれ話し〜ご主人とのお引越し〜

4月27日、昨年ご主人を亡くされ、神戸からお一人でご入居された、K様からとても温かいお話を伺いました。
お引越しのお荷物の片付けも落ち着いた頃かと、お部屋にお邪魔させていただくとK様は昨日来館されていたお嬢様と「ナーブの職員さんは皆さん腰が低くて、優しくて挨拶もきっちり出来ていて教育も行き届いて関心ね。ここだったら安心ねと娘も言っていたの」とお話しして頂き大変嬉しく思いました。「ありがとうございます。そのお言葉に甘えたり、裏切ったりする事が無い様に、気をつけていきますので、お困りの事があったり、お食事の事でも、嫌な事でも何でもお話下さいね。悪い事は改善させて頂いてより安心して頂く様にしたいと思っていますから」と伝えさせて頂きました。
ご趣味のハワイアンキルトの素敵な作品を見せて頂きながら、窓の外に広がる素晴らしい海の景色にふと目を向けるとK様は昨年亡くされたご主人の話をして下さいました。
「主人は船乗りでしたから(外国船)、私は主人を連れてここに来たんです。主人に海を見せたくて一緒に来たんですよ。この写真も海が見られるようにしてるんです。大変優しい優しい主人でした」ドレッサーの前に、海が見えるように置かれたK様のご主人のお顔は、ご立派で威厳がありそれでいて優しさが滲み出ているような、K様にお似合いの方でした。K様のお話を聞いて感動で涙が溢れて来ました。「そうだったんですか・・・。K様のお部屋から見える海は『まるで海に浮かんだ船からの景色』ですね。素敵なお話しありがとうございました」「それで娘たちも神戸から淡路に来ると決めても誰も反対しなかったんですよ」そんな風に話されるK様のお部屋の角に置かれたお仏壇も、海が見えるようにされていて、愛情に溢れたご主人との暮らしが伝わって来るようでした。
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K様の三人のお嬢様は西宮、大阪、横浜と離れて暮らされていますが皆様本当に美人で、K様の様に明るくお優しい方ばかりです。
沢山の思い出が詰まったご自宅を離れ、どんな思いで淡路島にあるナーブを選んで来て頂けたか・・。その背景を想像すると、決して簡単な決断では無いことが想像出来ます。
今日三女様からお手紙を頂戴しました。(「母は一見元気に見えても色々と病気があり心配しています。どうぞよろしくお願いします」)とお母様を心配されるお気持ちが沢山詰まったお便りでした。
お便りの最後に(「・・・そして神戸で一人住まいをしているよりも、スタッフの方々の優しい手と、温かい眼差しに支えて頂ける事が、家族としまして、何よりも安心で心より感謝致しております」)と書かれていました。手紙を読み終えてしばらく涙が止まりませんでした。《ご本人やご家族様に決して後悔させる事が無い様に、安心して穏やかに楽しく暮らして頂く事》が私たちの最大の課題だと常に念頭に置き、一回一回を丁寧に対応していきたいと改めて固く心に誓った日でした。
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記者 Y・T
スタッフBlog
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